愛媛県中学生にAIワークショップ「実践!人工知能デバイス」
本COIで取り扱っている、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社のIoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSETM」を用いて、
「じゃんけんの手を識別する人工知能を作ろう」と題して、当COIのRAである東京工業大学若林研究室博士課程の松浦賢太朗君が中心となり、3月24日に愛媛県松野町の中学生9人にワークショップを開催しました。
本ワークショップでは、人工知能開発の大まかな流れを示し、全く未知であった技術を身近に感じてもらうと共に、配線を繋ぐことやコードを書くことを通してプロダクトを作ることの面白さを感じてもらうことを目的に行いました。
AIソフトウェアをインストールしたPCに、SPRESENSE、ディスプレイとカメラの配線接続などを中学生にやってもらい、手の形を画像認識してじゃんけんを識別する技術をマスターしました。
![]() ワークショップの様子 |
![]() ワークショップの様子 |
![]() スマートセンシングプロセッサ |
![]() 画像認識の状況 |
ワークショップの様子
ワークショップの様子
スマートセンシングプロセッサ
画像認識の状況
組み立てた後、画像認識技術を使って身近な困りごとを解決してみようと題して、アイディアソンも行いました。
母さんの機嫌チェッカーや、食べすぎ防止センサー(食事量をリアルタイムにセンシングして、体重増加を防ぐ)など、中学生らしいユニークなアイディアが出てきました。
事後のアンケートでは
- - AIというものは、頭のいい人達だけで開発している、自分には縁遠いものだと思っていたけど、自分にも出来た。身近に感じられた
- - 自分で配線して、手の識別ができた時に感動した。
といった声を頂きました。ゲームやカメラのイメージが強いソニーがマイコンも作っていることも驚きだったようです。
総じて、今回のコンテンツは非常に分かりやすくキャッチーでしたので中学生も取り組みやすかったのではないかと思います。
また教育長や地元メディアなども出席され、大変好評のうち終了することができました。
参考:東工大ニュース「愛媛の中学生と将来のビジョンを考えるワークショップの開催報告」