集積Green-niX研究・人材育成拠点
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2025年3月5日
第3回目となる集積Green-niXシンポジウムでは、ChatGPTをはじめとする革新的なAIアプリケーションの登場で消費電力の爆発的な増加など地球環境に関する新たな課題を示されている中、最先端のAI技術から半導体技術の潮流を読むとともに、地球環境に配慮しつつそれを実現する「Green半導体」やその研究開発を牽引するリーダーの育成について皆様と一緒に考えることをテーマとして開催されました。
波多野理事・副学長の開会挨拶に続き、来賓として文部科学省の清浦審議官より挨拶をいただきました。
まず最初の講演として、東京科学大学 大島副学長から1月にラスベガスで開催されたCESの報告とともに、最新のイノベーションに関する動向、ならびに集積Green-niXプロジェクトへの期待などについて米国からのリモートで講演していただきました。続いて日本IBMの森本副社長より、情報関連技術の進化とIBMの関係、また最近のAIの急速な発達の先にある課題と半導体技術発展の相関、さらに量子コンピューターなどの次世代の先端テクノロジーについて説明を受けました。
休憩をはさんで、MITのTomas Palacios教授より、マイクロエレクトロニクスに関して半導体チップの技術動向、さらに半導体からマイクロシステムといった領域の紹介とともに半導体研究に携わる学生に対する期待などプレゼンテーションしていただきました。
これらの基調講演に続き、本拠点である集積Green-niX拠点の紹介、ならびにグリーン半導体の最新研究成果など、集積Green-niX研究・人材育成拠点の若林拠点リーダー及び東京科学大学 角嶋 准教授より講演がなされました。
最後に桑田副理事より閉会の挨拶がなされシンポジウムは無事終了しました。会場参加ならびにオンラインによる参加者を含め150名近くになり、また講演内容についても好評をいただき、有意義なシンポジウムとなりました。