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EISESiV・iSyMsコンソーシアム合同シンポジウムを10月19日に大岡山キャンパスとオンラインのハイブリット形式で開催しました。
地球環境との共存を目指して地球上の様々なサイレントボイスを聴くことを目指すEISESiVコンソーシアムと、
新技術を探索する集積システム材料産学連携コンソーシアム(iSyMs)が、それぞれの取り組みを紹介し、
技術シーズと社会課題の関係や新たなサイレントボイスを聴くことの可能性、すなわち
「地球環境との共存を目指すアプリケーションと、先端集積システム・材料技術の出会い」とテーマで、
シンポジウムを開催しました。
まず井上工学院長の挨拶に引き続き、EISESiVコンソーシアムの概要を廣井リーダーより、
また集積システム材料産学連携コンソーシアム(iSyMs)の概要を平本リーダーよりそれぞれ紹介し、その後、各コンソーシアムに所属する方から次に示すテーマで講演を行いました。
セッション1:
・放牧と畜産分野でのアニマルウェルフェア 信州大学 竹田 謙一 准教授
・自然の脅威"雷"と共生するために 音羽電機工業株式会社 圓山 武志 取締役
セッション2:
・磁気センシングの新しい可能性 大阪大学 千葉 大地 教授
・ガスセンサ機能集積の手法と応用可能性 東京大学 田中 貴久 教授
その後引き続いて、「ありたい社会を実現するアプリケーション」と「先端技術」の出会いの場を通じて
共存していくための方策について、次の方をお迎えして各講演者も交えて若林ファシリテーターの下で討論いたしました。
・科学技術振興機構(JST)戦略研究推進部グリーンイノベーショングループ 嶋林 ゆう子 調査役
・アクセンチュア㈱ ビジネス コンサルティング本部 ストラテジーグループ プリンシパル・ディレクター 清水 健 氏
若林ファシリテーターからは、シーズとアプリケーションの融合に対するキーワードとしてEarly Adaptorと言葉を基にパネリストから自由に意見交換を行いました。
ディスカッションでは、ありたい社会につかながる目標設定と自由な基礎研究に対するバランスの重要性、またビジネスの視点を踏まえた社会実装に関する問題点など様々な意見が出され、
アプリケーション分野と基礎研究の分野のそれぞれの研究者が交わることが重要との意見に集約され、本シンポジウムの目的が達成できた思います。
当日は大学や研究機関、企業から会場で30名余り、またZoomによる参加で40数名の方が参加していただき厚く御礼申し上げます。
本シンポジウムで出された意見を踏まえEISESiVコンソーシアムおよびiSyMsコンソーシアムともども引き続き本活動を継続していく所存ですので、更なるご理解・ご協力をお願いいたします。